口臭いよ!と言われたら

まだまだある口臭の原因

 

 

口臭の原因で多いのは、前項で述べた唾液の減少などですが、他にも原因はいろいろあります。虫歯や歯周病などの口内環境や胃などの消化器系が悪い場合は当然ですが、膿栓によるものの場合は、そうではなくても口臭が強くなります。

 

 

他には、喫煙によるものや加齢によるものもあります。加齢の場合は、プレボテラ属系の細菌が加齢に伴って増加するからで、この菌が生成するイソ吉草酸の揮発で不快臭になります。

 

 

女性特有のケースとしては、生理時の精神的不調によるものもありますが、血中ホルモンの変化や代謝が関係してくる思春期や妊娠時にも息や唾液が臭くなりやすくなります。

 

 

ここまでの理由は病気ではありませんが、病的口臭の場合は慢性的な問題となってきます。病的口臭は他人からはかなり強い臭いとなることが多いのですが、病気によるものなので、案外本人の自覚症状があまりないということも多くなっています。

 

 

病的口臭の多くが歯科的な問題によるもので、これは虫歯や歯周病などが原因で、口内での特定の細菌の繁殖や、歯石が多く付着している状態も臭いが強くなります。特に口臭のある虫歯の場合は進度が大きく、要注意です。

 

 

あまり多くは無いのですが、耳鼻咽喉科学(内科学)的疾病による場合もあります。これは慢性鼻炎、蓄膿症、慢性気管支炎、胃潰瘍、肝炎、糖尿病などの病気などが挙げられ、肝炎や糖尿病では特有の臭いがします。

 

 

基本的にちょっと薬品のようなくさい臭いなどがする場合は、病気が潜んでいる可能性があるので、診察を受けた方がいいでしょう。